注文住宅の総費用はいくら？土地の有無で違いは？全国平均の相場について知ろう！

注文住宅の総費用はいくら？土地の有無で違いは？全国平均の相場について知ろう！

自由設計の注文住宅は建築コストが高くなる傾向が強いため、総費用や相場などをよく理解して、自分たちの予算に見合った資金計画を慎重に検討することが求められます。まず令和3年度の国の調査によると、注文住宅の総費用で土地を購入した場合、全国平均の相場は5112万円。このうち土地代の全国平均は1769万円で、費用全体の約34％を占めることが判明しています。ただし首都圏や近畿圏そして中京圏など地価が高い三大都市圏では、平均で6315万円が相場となっています。次に土地を購入せずに、建物部分だけを建てた場合を見てみると、全国平均で3459万円が一つの相場。これが三大都市圏になると、3843万円に増加します。土地の有無に関わらず、三大都市圏で注文住宅を建てる場合には、それなりの予算が必要になります。ちなみに土地を購入せずに注文住宅を建築する場合で、準備資金の自己資本比率も見ると、全国平均で約28％、三大都市圏では約34％を占めています。

注文住宅の費用の相場を大都市圏ごとにチェック

自由設計の注文住宅は家づくりにこだわることができる反面、建売住宅と比べて、何かと費用がかかることでも知られます。そのためこれから注文住宅を予定するのであれば、費用の相場についてチェックしておくことが求められます。ただし一口に注文住宅の費用相場といっても、建築する地域によって大きな差があるのが現実。例えば同じ大都市圏であっても、首都圏では土地代を含めて約4000万円から5000万円であるのに対し、近畿圏では約3500万円から4500万円、中京圏になると約3000万円から4000万円が、一つの目安になります。このような費用差が生じるのは、首都圏ほど土地代や建築費が高くなる傾向があるため。他方で近畿圏の土地価格は首都圏ほど高くないですが、やはり建築費は首都圏と同様にかかるため、結果的に首都圏に近い費用が必要になるでしょう。その一方で中京圏になると、土地価格と建築費は全国平均より下回る傾向が見られます。したがって大都市圏の中では、注文住宅の費用を安く済ませることが可能になるかもしれません。